搾乳のしくみ

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」
Design Anatomy: A method for seeing the world through familiar objects”, 21_21 DESIGN SIGHT, 2016-2017

Mechanism of milking machine.
デザインの解剖展のおいしい牛乳コーナーにて「搾乳の仕組み」という作品を担当しました。

牛搾乳機レイアウト_halfsize.png

搾乳は妊娠・出産後の10ヶ月間にわたり、その期間でおおよそ8~9000Lの牛乳が取れます。
一日平均約30Lで、多い日は一日で50~70L。一日で2L牛乳パック約30本と思うとかなりの量ですね。
搾乳は朝夕2回行われ、一回につき5分程度で終わります。
母牛のホルモン分泌やミルカー内の空気圧調整のタイミングの按配が重要であり、母牛にとっても非常に繊細な工程で、母牛に負担が無いようスムーズかつ衛生的に行うことが理想です。

この作品ではそこまで母牛のことを詳しくは語っていませんが、搾乳機の動きを忠実に再現し、搾乳の様子を簡略的に表現しました。
壁面に印刷された実寸大の母牛が、淡々と無限ループで搾乳されるインスタレーションです。

Credits
Creator: Daihei Shibata
Subcontractor: Katoubokujyo, Ltd.
Graphic: Taku Satoh Design Office

“Design Anatomy: A method for seeing the world through familiar objects”, 21_21 DESIGN SIGHT, 2016-2017

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